子孫が語る秘話と秘宝「真田昌幸・幸村のため、徳川家に気を使い、名を幸→之に」 (2/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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子孫が語る秘話と秘宝「真田昌幸・幸村のため、徳川家に気を使い、名を幸→之に」

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 殿様というのは不自由だった、と言うのです。昔は風呂に入ったとき、たとえ少しぬるくても「いい湯加減だ」と言わなければいけなかった。もし「ぬるい」と言えば、係の人がクビになりますから。そういうところから家臣に気を配ることが重要だった。家臣がついてくることで体制を維持できる。殿様も楽ではなかったわけです。

 お宝についてもよく聞かれますけど、家に伝わる品々は、すべて長野市の真田宝物館に寄付しました。個人では所有してません。

 だいたい、お宝ってメンテナンスがものすごく大変なんですよ。よく時代劇で和紙をくわえて刀を手入れしていますけど、あれ、息とか唾(つば)が刀にかからないようにしているんです。息がかかっただけですぐ錆びてしまう。

 皿を持つときも、こうして(両腕を交差させて胸に抱きかかえるように)持て。転ぶときは手をつくな。骨は折れても治るけれど、徳川拝領の皿に何かあったらお家取りつぶしになる。というふうに、昔、家に仕える者たちは教えられたんだそうです。

 それだけ徳川には気を使っていたということでしょう。少しでも何かあれば、真田家は取りつぶしにされかねなかったと思います。真田家は、戦で何度も徳川を苦しめていますから。


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