院内手続き無視し、不正請求も エース医師はなぜ、暴走したのか

週刊朝日
 患者2人が死亡したのは、保険適応外の手術だったにもかかわらず、保険診療の対象となる開腹手術をしたと、千葉県がんセンターが診療報酬を請求していることが、わかった。同センターの医療事故報告書、内部資料から判明した。手術を執刀した同センターの消化器外科に所属するA医師(男性)を直撃し、話を聞いた。

――医療保険が適用されない手術なのに、診療報酬を請求していた理由は?

「腹腔鏡と開腹で両方あわせて手術していたのです。千葉の保健所に問い合わせて、全部を腹腔鏡でやったら問題だけど、(腹部の)中を見て、転移があるかどうかを見て、最後はおなかを開けて(開腹手術を)したら一応いいだろうと。言質はいただいています」

――腹腔鏡、開腹手術を混合させれば、混合診療になる。そうなれば、患者の10割負担となるはずで、結果的に不正請求になる。

「これはあくまで(保健所長の)私見なので、今後は先進医療で進めるしかないかなと、みんなで相談しています」

――腹腔鏡下膵頭十二指腸切除術は保険の対象ではありません。

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