木村文乃のフラストレーション処理方法は 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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木村文乃のフラストレーション処理方法は

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週刊朝日

 デビュー10年目となる女優の木村文乃さんが、カズオ・イシクロ原作、蜷川幸雄さん演出の舞台「わたしを離さないで」に挑戦することになった。

「わたしを~」の脚本を手渡されたとき、具体的にどこが面白いとは思わなかったが、「この作品の一部になりたい。世界観に入ってみたい」と思った。

「毎回、演じることのプレッシャーやしんどさは、重くなっていくばっかりなんです(苦笑)。だから演じていて“楽しい”だけではありません。ただ、今回の舞台は、ちょうど事務所の人と『そろそろ舞台とかできたらいいね』と話していたタイミングでいただいたお話で。やりたいことと、実際にやれることの歯車がガッチリ合った感じがして、いつもよりはワクワクしている自分がいます。今までは、どうしても役のほうが私のずっと先を進んでいて、それに追いつこうと夢中で走っているような感覚だったので」

「仕事でフラストレーションがたまるようなことは?」と質問すると、「仕事でというより、普段の生活の、対人関係のほうが多いかもしれない。でも、最終的には、『この人はこういう性格なんだから仕方がない』と、自分の中で処理します。仕事場で感情的になったことは、今まで一度もないです」と淡々と答えた。では、その心の静けさはどこから来るのだろう?

「いつも思っているのは、“後悔がないように、今日よりいい明日の自分”ってことですね。今日一日、やるべきことをちゃんとやって、明日につなげていけば、いつか自分が探している場所に自然と辿り着けるんじゃないかって考えているんです。目標を持って、そこから逆算して、ひとつずつ積み上げていくようなことは得意じゃない。今度の舞台『わたしを離さないで』では、蜷川さんの期待に応えられるよう頑張って、終わったあと、今まで見られなかった自分が見られたらいいな」

週刊朝日  2014年3月28日号


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