舛添新都知事 不安材料は腰痛と撤回した過去の蔑視発言 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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舛添新都知事 不安材料は腰痛と撤回した過去の蔑視発言

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 東大卒、国際政治学者、元厚労相の華麗なる経歴をもち、新都知事に就任した舛添要一氏(65)。しかし、不安材料も少なくないようだ。

 今回の都知事選では約90カ所で街頭演説し、体力面のアピールも欠かさなかった。しかし裏では、腰痛に悩まされていたという。

「07年の参院選で腰を痛めて以来、持病になっているようです。選挙期間中は治療院にも行けなかった。寒さが重なってか、夜に選挙事務所に戻ってきた時は、かなりつらそうでしたね」(事務所スタッフ)

 厚労相時代の公用車はセンチュリーではなく、腰への負担が少ないという理由でワンボックスカーを選んでいたという。都庁でも同車を選択した。時には深夜にまで及ぶ都議会での対応に、一抹の不安も残る。

 さらに深刻なのが過去の問題発言だ。舛添氏は89年に発売された雑誌「BIGMAN」上で、「本質的に女性は政治に向かない」「人殺しがうまいのも実は女の方」「女は生理のときはノーマルじゃない。異常です」と耳を疑うような女性蔑視の発言を連発した。

 また同時期ごろのテレビ番組では、「教養のない貧民に(投票権)はいらない」「(国民の)1400兆円の(金融資産の)うち、半分の700兆円はジジイ、ババアが持ってんだよ」「消費税上げたら年寄りからも取れるんだよ」と言い放った。

 2月12日の就任会見で、女性蔑視発言については「記憶にないが、あったとすれば全て取り消す」と釈明したが、都議会共産党の大山とも子幹事長は怒りを隠さない。

「これらの発言は選挙期間中に大きく取り上げられ、海外メディアも発信した。本来なら、なぜ当時こんな発言をしたのか進んで説明すべきです。会見で取り消されましたが、知事の根底に差別意識がないか、注視していきたい」

 新党改革の荒井広幸代表は「当時はマスコミに過激な発言を強く求められた面もある」と擁護。一方で、舛添氏のせっかちな部分に注文をつける。

「決断が速かったり、結果をすぐに求めることは決して悪いことではない。ただ、それで失敗したことも過去にはあった。今回は都民から直接選ばれた重い立場。じっくり腰を据えて、多くの声に耳を傾けてほしい」

 親しい人には「自分はタレントや作家出身の知事とは違う」と語っているという舛添氏。お手並み拝見だ。

週刊朝日 2014年2月28日号


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