「バレないように捨てればいいじゃん」子の死体を遺棄しつづけた夫婦の言い訳 (1/5) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「バレないように捨てればいいじゃん」子の死体を遺棄しつづけた夫婦の言い訳

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『裁判長!死刑に決めてもいいすか』(朝日新聞出版)など多数の著書があるフリーライターの北尾トロ氏。生まれたばかりの子どもを公園に遺棄した事件の裁判傍聴記をこう記す。

*  *  *
 生まれたばかりの子どもを公園などに捨てたとして、30代前半の夫婦が保護責任者遺棄罪に問われた事件を傍聴した。初公判と判決にはTVカメラが入り、世間の注目を集めた事件だ。

 熊本市の慈恵病院では、日本で唯一、やむにやまれぬ事情で育てられないと判断した新生児らを匿名で養子に出す“赤ちゃんポスト”いう制度を採用している。これには賛否両論あるが、生まれた子どもに罪はなく、つぎつぎと新生児が預けられるわけでもない。責任問題云々ではなく、たとえ望まぬ子どもであっても、産んだ以上は育てたいと思うのが親というものなのだ。

 しかし、なかにはそうじゃない親もいる。“赤ちゃんポスト”どころか、この事件の被告夫婦は、外に置き去りにしてしまったのだ。しかも何人も。裁判に先立ち、裁判長はこう言った。

「(複数の子どもを遺棄したので)長女、次女、長男、次男という呼び方で審理を進めます」

 どうしてそんなことをしたのか、できたのか。その事情とやらを、順を追って聞いてみよう。


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