ソフトバンク株価上昇、トヨタは変化なし 人気企業で「二極化」が起こる理由 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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ソフトバンク株価上昇、トヨタは変化なし 人気企業で「二極化」が起こる理由

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トヨタの株価は巻き返しなるか (c)朝日新聞社 

トヨタの株価は巻き返しなるか (c)朝日新聞社 

 今年に入ってから失速している日本株。今後の見通しとして「二極化」が考えられるという。今年の日本株について、投資のプロ5人が語り合った。(以下、A:銀行系運用会社のファンドマネジャー、C:国内大手通信社の経済記者、E:独立系運用会社の社長)

*  *  *
A:私は、全体の相場は上がらないと考えています。年末に1万6千円で終わってもおかしくない。米国の金融緩和の縮小や中国の景気不安もあるし、昨年あれだけ上がった反動もある。とはいえ、全体が上がらなくても、成長している企業の株価は上昇していくとみています。株価が安くて業績が伸びている企業を狙っている。まだまだそういう銘柄はありますよ。

E:私も似たような意見で成長性の高い企業を発掘して投資をしています。ここで、みなさんに考えていただきたいことがあります。トヨタ自動車とソフトバンクの過去1年間の株価です。トヨタと比べて、ソフトバンクは大きく値上がりしています。これを見てどう思いますか。

C:そう、これ、不思議なんですよ。トヨタって、日本でいちばん大きい企業なのに、年後半はほとんど動かなかった。昨年6月から半年間の株価の上昇率を比べると、トヨタ自動車は7%にとどまる一方で、日経平均は2割、ソフトバンク6割にも達している。トヨタの足元の業績は決して悪くないのに。

E:実はこの比較チャートから投資のヒントが見つかります。簡単に言うと、何をやらかすかわからないくらい成長期待が高いソフトバンクには資金が大量に流れ、将来の成長期待がそれほど持てないトヨタには、資金はさほど向かっていない。リーマンショック以降、こうした二極化の動きは強まっています。

週刊朝日 2014年2月7日号


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