長く受験生たちの第一関門となってきたセンター試験が「安倍改革」で廃止? (c)朝日新聞社 @@写禁
長く受験生たちの第一関門となってきたセンター試験が「安倍改革」で廃止? (c)朝日新聞社 @@写禁

 いよいよ来月に迫った「センター試験」。予備校の情報分析担当のプロ4人に傾向について話を聞いた。

「13年は難しかったから、14年は易しくなるだろう」とプロたちの意見はほぼ一致する。代々木ゼミナールの調べによると、13年のセンター試験の平均得点率は61%で、前年比4.2ポイントも下がった。過去9年で最も低い得点率の「難しい試験」だった。河合塾教育研究開発本部教育情報部部長の近藤治さんは、こうアドバイスする。

「13年よりも点数を取りやすくなると予想しています。ただし、もし13年より難しくなったら、ただでさえ弱気なのに倍返しぐらい弱気になりかねない。といって、みんなが志望を下げると、そのゾーンが激戦になるから損。2次試験の比重が高い国公立大なら、志望変更せずにとどまるほうがいい結果が出ると思います」

 点数が取りやすいと同時に、14年は11月29日に発表されたセンター試験出願者数が56万670人と、前年から1万2千人以上も減る。ベネッセコーポレーションベネッセ教育総合研究所高等教育研究室コンサルタントの村山和生さんは、センター試験は出願者が大幅に減る「チャンスの年」になるといいながら、次のように注意を促す。

「新課程前夜ということで、新課程で問いたい要素を盛り込む可能性はあります。10年ぐらいから英語や国語で見慣れない形式や素材のものが出ています。形式が違うから難しく感じるかもしれませんが、解けない問題ではありません。『新課程前夜だから、変わったものが出て当たり前』と考えて、慌てないことです」

週刊朝日 2013年12月20日号