ももクロ人気から分かる激しすぎる矢口真里バッシングの理由
連載「ニッポン スッポンポンNEO」
文筆家の北原みのり氏は、本誌連載「ニッポンスッポンポン」の中で、ももクロファンと矢口真里について持論を展開する。
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ももクロの特集番組を見た。彼女たちの日常をカメラが追いかけ、なぜももクロは人の心を掴むのか、に迫ろうとしていた。
司会者が言っていた。
「マネジャー(男)は今も、ももクロに弁当を自分で買いに行かせる。一人600円(正確ではないです)と決めてお金を渡し、30円でも出たら、もう一度買いに行かせる」
ももクロは「部活」で、マネジャーは「顧問」で、10代の一番熱い時代を全力でビジネスとして再現しているのだ、という話だった(と、私には見えた)。
ももクロ好きの男性に何がいいのか? と聞いた。性的に魅力的なの?
「性的? ないない。僕の場合は、ももクロって保母さんなんです。新しいお遊戯、覚えた? って楽しく一緒に踊ってくれるような人ですよ」
別の男性は、「ももクロの守護霊になりたいんだよね。性的対象じゃない、守りたい」
それって透明人間になって監視したいってこと?

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