人気を二分する竹内(右)と米倉。お互いに一歩も引けない? (c)朝日新聞社 @@写禁
人気を二分する竹内(右)と米倉。お互いに一歩も引けない? (c)朝日新聞社 @@写禁

 今夏のドラマ業界は「あまちゃん」と「半沢直樹」が話題を二分したが、秋もなかなかの粒ぞろいだ。

 目玉は「半沢」の勢いをそのままに突っ走る堺雅人(40)主演の「リーガルハイ」(フジテレビ系)と、米倉涼子(38)主演の「ドクターX~外科医・大門未知子~」(テレビ朝日系)。とくに「ドクターX」の視聴率は初回が22.8%、第2話は23.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)と今期最高視聴率をマークしており、今や「相棒」と並ぶテレ朝のキラーコンテンツになりつつある。

 もうひとつの注目は、竹内結子(33)主演の「ダンダリン 労働基準監督官」(日本テレビ系)。話題の「ブラック企業」に切り込む内容もさることながら、場外では竹内と米倉の“女優対決”に期待が集まっている。

「大物女優が主演するのは『ダンダリン』と『ドクターX』だけ。竹内と米倉は人気、実力ともに双壁(そうへき)をなす二人。『彼女たちのメンツにかけて負けられない』と、現場は盛り上がっています」(テレビ誌記者)

 共演者やスタッフに対する竹内の気遣いはかなりのものだという。

「以前から現場では“差し入れ女王”と呼ばれていますが、今回も各地からお取り寄せした特産品を毎回のように差し入れては、スタッフを喜ばせています」(ドラマ関係者)

 ただ視聴率は回を重ねるごとに下落し、第4話は7.2%。「ドクターX」の3分の1にも及ばない結果に、竹内の口数も心なしか少なくなっているという。

「竹内さんの前で視聴率の話はできない。それ以上に『ドクターX』の話題はタブー。あるスタッフが『ドクターX』の感想を話していたら、彼女ににらまれて、しばらく口をきいてもらえなかったほどです」(前出のドラマ関係者)

 一方の米倉は現場でも“舌好調”のようだ。

「人気ドラマの続編とあって、予算も2倍近くに増え、さらに西田敏行や三田佳子といった大御所をキャスティング。米倉の美脚を見せるため、スカートの丈がさらに短くなっています(笑)。本人も『もっと短くてもいいわよ』なんて、冗談が飛び出すほどの余裕です」(テレビ関係者)

 視聴率に関しても「私、失敗しないので」という声が聞こえてきそうだが、レースは始まったばかり。

 竹内の追い上げにも期待したい。

週刊朝日  2013年11月15日号