お笑いコンビ松本ハウス 相方の自殺止めたFAX (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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お笑いコンビ松本ハウス 相方の自殺止めたFAX

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週刊朝日#病気

統合失調症がやってきた

ハウス加賀谷、松本キック著

978-4781608990

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キック:絶頂期は月給200万くらい。一度学祭のシーズンに三十何校いって学祭キングと呼ばれていましたね。メチャクチャ忙しかったんです。

加賀谷:そのうちに病気が悪化してしまいました。原因は僕が勝手に薬の服用をやめたりして、服薬コンプライアンスを守っていなかったからです。前に精神料の先生と話したときに「悪化する典型的な例だね」と言われました。母親からずっと入院を勧められても、そうするとお笑いの芸人でなくなることが怖かった。ハウス加賀谷でない自分は一回唾液(だえき)に浸った麩(ふ)菓子のようなもので、何者でもなくなってしまう。それで入院が遅れてしまいました。

キック:たとえが汚いな、唾液じゃなくて水でいいだろう(笑)。病気について最低限の勉強はしましたけれど、どう手を差し伸べようかとかないです。どちらかというと手を差し伸べて、つかまれたらポイッと放り出す感じで(笑)。自立が大事なんですよ。過剰に手を出してしまうのでなく、本人の自立心を育ててやらないと。

加賀谷:萎(な)えさせてしまいますからね。

キック:僕は加賀谷とは共存性を保ちたいと思っています。そこに依存があってはいけないと思うんですよ。わかりやすい言葉でいえば「お互い様」でいい。

加賀谷:お恥ずかしい話、何回か自殺未遂しているんですけれど、キックさんから「簡単なことはするな」と手書きのファクスをもらいました。それからは絶対にそんなことはしなくなりました。

キック:(自殺未遂を繰り返していることは知らなかったが)感覚なんですけれど、ずっとそこは引っかかっていたんですね。あ、まずいと思ってパッと書いて送ったんです。

週刊朝日 2013年10月25日号


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