今春には矢口真里の浮気が話題になったが、いまや妻の浮気は珍しいことではない。「婦人公論」(9月7日号)の読者アンケートによると、回答者135人(平均年齢52.3歳)の女性のうち6割半が、浮気を「したことがある」と答えている。その理由は「夫に不満がある」「好きになってしまった」「尊敬できる相手だから」の順。回答者のほとんどが、家庭を壊す気はなく、結婚と浮気を共存させたいと考えている。多くの浮気嫁が、そこかしこに潜伏しているのだ。

 では、結婚する前に、息子のフィアンセが浮気に走りそうかどうか、知る方法はないのだろうか。結婚相談所「マリーミー」(東京都渋谷区)の植草美幸社長に、女性が浮気に走りやすい結婚について聞いてみた。

離婚につながる3大要素は、経済、子どもの教育、異性ですが、女性に経済力があると、異性に走りやすいかもしれません」

 特に経済力が夫を上回る場合、つまり「格差」があると、女性が家庭でも実権を握りやすくなるわけだ。

「経済に限らず、学歴や教養などでも大差があると、どうしても妻が夫を甘く見てしまうことがあると思います。恋愛ならいいですが、婚姻となると夫の家族も嫁の稼ぎや仕事が気になり、軋轢が生まれやすい」

 うちの嫁はよくできて、と姑は口にしながらも、息子と比較されると実はおもしろくない。夫が妻をかばわないと、姑とぶつかった嫁の気持ちが他の男へ向かうこともある、という。

 日ごろから男性へのボディータッチが多い女性や、お酒が好きでよく飲む女性も、浮気嫁の「可能性あり」と植草社長は続ける。

「一概には言えませんが、初めて彼の家を訪れた日に、お義父さんとすぐに打ち解けて飲み交わしたり、体に触れたりするのは、異性との距離が縮みやすい人でしょう」

 男性から見て「いい女」であることも重要だ。

「結婚相談に来る女性に、胸元のちょっとあいた服、ふんわりカールの髪など、『モテ指導』をします。女性らしく奇麗な人は、いつの世も男性を引きつけますから」

 奇麗になる努力を怠らない女性は、結婚後も浮気チャンスがより多くあるということだ。

週刊朝日 2013年10月18日号