「海道一の弓取り」徳川家康、「甲斐の虎」武田信玄、「土佐の出来人」長宗我部元親、「日本一の兵」真田幸村……戦国時代を代表するあの武将の末裔が一堂に会し、このほどトークバトルを繰り広げる。

 来年は戦国時代の最終章となった大坂冬の陣から400年。そんな節目の年を前に、戦国の世を現代によみがえらせたような熱い戦いが東京で勃発するのだ。

 末裔たちは先祖の名誉をかけ、決死の想いで参加する。信玄から数えて16代目の武田邦信氏は、早くも臨戦態勢だ。

 「(徳川家康に勝った)三方ケ原の合戦の後、(家康が立てこもる)浜松城まで攻め込んでいたら歴史は変わっていたでしょう。その後武田家は滅亡しますが、地元甲府には家臣の末裔による家臣団が結成されています。当日は彼らも連れて行きたいぐらい」

 天下取りのため京を目指しながら、道半ばで病死した偉大な先祖のリベンジを目指す。

 その他参加するのは、大阪の夏の陣で戦国の世を終わらせた家康から数えて18代目当主、徳川恒孝氏、四国統一を果たした元親の17代目当主友親氏、そして女性人気随一の幸村14代である真田徹氏だ。いずれ劣らぬ豪華な顔ぶれで、戦国マニアや歴女をはじめ、歴史好きにはたまらない面子となっている。 当日は、それぞれの家に伝わる秘話や、歴史の「if」、他家に言いたいこれだけのことなどを、存分に語ってもらう。
 
 司会はNHK「BS歴史館」でおなじみのアナウンサー渡辺真理さん。コーディネーター役を戦国時代の著作の多い静岡大名誉教授の小和田哲男さんが務める。

 これを見なければ、戦国時代は語れない。

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