ひとりで死ぬ準備をする団塊世代の女性たち (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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ひとりで死ぬ準備をする団塊世代の女性たち

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 田中さんが暮らすようなサ高住は、11年の法改正によって同年10月に生まれ、現在、新たな高齢者の住まいとして注目を浴びている。12年1月にはわずか8200戸だったのが、今年8月末までに12万2千戸を超え、急増しているのだ。

 サ高住は、特別養護老人ホームやケアハウスなどの「施設」とは異なり、「住宅」になる。あくまで「住宅」なので、施設のように食事やお風呂の時間が決められているわけではない。プライベート空間を保った普通の集合住宅と変わらない暮らしができるという。その上、入居者は安否確認サービス、少なくとも日中に常駐するケア専門家による生活相談サービスを受けられるメリットもあるのだ。

「暮らして半年ですが、満足しています」(田中さん)

 高齢者住宅情報センターを解説しているコミュニティネットワーク協会の理事長・近山恵子さんはこう解説する。

「最近は、『自分らしく最期まで暮らしたい』『親の介護が大変だったので、子どもには介護をさせたくない』という声が多くなりました。その流れの中で高齢者の住宅相談が増えました。きっかけは、病気やケガをするなどして、自分の老いを認めたときが多いです。あるいは連れ合いが亡くなられたケース。身内の介護経験がある人は、現実を知っているからか、早めに動く傾向にあります」

※週刊朝日 2013年9月27日号


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