みのもんたさん (c)朝日新聞社 @@写禁
みのもんたさん (c)朝日新聞社 @@写禁

 みのもんたが朝の番組から姿を消した。月曜から土曜まで、TBSの朝の情報番組「朝ズバッ!」(土曜は「サタデーずばッと」)の司会を務めているが、次男が逮捕される事態を受けて出演自粛を発表した。みのは自らのセクハラ騒動もあったばかり。このまま“朝の顔”から消えてしまうのだろうか。

 みのもんた(69)の次男で、日本テレビ社員の御法川雄斗(みのりかわゆうと)容疑者(31)が窃盗未遂容疑で警視庁に逮捕されたのは9月11日。日テレ近くの路上で8月13日午前1時ごろ、酔って倒れていた40代の男性会社員のバッグを盗み、中にあったキャッシュカードを使って近くのコンビニのATMで現金を引き出そうとした疑いだ。

「犯行当日、倒れた男性のそばから走り去る男を警察で捜していたら、現場付近に似た男が戻ってきた。それが御法川容疑者で、任意で調べたが、盗品を持っておらず、否認したため、いったんは釈放された。その後、コンビニの防犯カメラの映像に、何度も暗証番号を間違えている御法川容疑者が映っているのが確認されました」(捜査関係者)

 御法川容疑者は日テレのスポーツ局に勤務。一昨年5月に結婚し、港区高輪の高級マンションに住んでいた。取り調べに対して、容疑を否認しているという。

 みのもんたは、TBSの情報番組以外にも、「秘密のケンミンSHOW」(読売テレビ)のレギュラー司会を務める。昨年5月に亡くなった靖子夫人との間に3人の子がいるが、長男はTBS、次男は日テレと、レギュラー番組をもつキー局に子どもが勤めている。

「テレビ界にはスポンサーや政治家、有名人の2世が多いんです。つながりを強めるためですね。入社選考で父親の影響がなかったとは言い切れないケースもあります」(放送評論家)

 今回の次男の逮捕では、当事者の日テレだけでなく、TBSの社内もピリピリしたムードだという。

「うちの看板の人ですから、上層部から必要以上に触れるなとお達しが出ています。他局みたいに、みのさんの自宅に行ってインターホンとか鳴らすことはできない。長男も勤めているし、その辺は社内でアンタッチャブルです」(TBS関係者)

 TBSの番組では、みの自身のセクハラ騒動もあったばかりだ。8月30日の「朝ズバッ!」の生放送で、CMからスタジオに映像が切り替わった瞬間、隣に立つ吉田明世アナのお尻のあたりに伸びたみのの手を、吉田アナが払いのけるような映像が流れた。

 TBSはセクハラは否定し、「紛らわしい行為があった」とコメントしているが、「あー、ついに出ちゃったか、って感じですよ。女子アナへのちょっかいはほぼ毎日やってましたからね。CM明け直前までああいうことをするのが好きなんですよ」(別のTBS関係者)という証言もある。

 みのは次男が逮捕された週、この夏2度目の夏休みで番組に出ていなかった。神奈川県の自宅前で13日、初めて報道陣の取材に応じ、「息子を信じない親がどこにいますか。でも日本の警察も信じてます。女房が生きてたら、すぐに番組降りなさいと言うだろうなと思って、出演を自粛しました。結果が出るまで自粛するとしか言いようがない」などと涙まじりに話した。

 みのが以前住んだ神奈川県逗子市の近所の人が言う。

「みのさんは40年ぐらい逗子に暮らしていました。坊やたちは小さいころ、毎朝のようにみのさんの車を追いかけて、『パパー、行ってらっしゃい』と言ってました。子煩悩な父親に見えました。子どもを甘やかせすぎたんでしょうかねぇ」

週刊朝日 9月27日号