ドラマや映画を撮っている間は、オフの日もその役柄が自分の中に残っていることが多いという北乃きいちゃん。過去2回、本誌の表紙に登場した際はいずれも別人になっていたようでしたが、今回ももしや……?

「今日は何も入ってませんよ(笑)」

 というわけで、今回が素のきいちゃんの初表紙といえるのかも。

 まもなく公開の主演映画「爆心 長崎の空」は、芥川賞作家で長崎原爆資料館の館長を務める青来有一(せいらい・ゆういち)さんの連作短編集が原作で、地元・長崎では有名な作品です。68年前に癒えない傷を負った街・長崎。母親を突然亡くした主人公・清水(きよみ)をはじめ、傷ついた人たちが悲しみを乗り越え再生する姿がドキュメンタリータッチで描かれています。

「震災後のいまだからこそ、見てほしい作品です」

週刊朝日  2013年7月19日号