月給40万? 大阪・母子餓死事件の深まるナゾ (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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月給40万? 大阪・母子餓死事件の深まるナゾ

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「だんながいないので生活がきついとこぼしていました。市役所や民生委員に相談したらと言うと、『大丈夫です』と話していました」

 井上さんは守口市役所に一度、相談に訪れている。市役所の担当者も自宅を訪問。しかし井上さんは生活保護の申請をしなかった。昨年10月、夫が突然、自宅に帰ってきた。すると翌日、今度は井上さんが瑠海ちゃんを連れて家を出た。

「そのあと、井上さんの実家から警察に連絡があったらしく、刑事さんが2度ほど自宅に来ていたのを見た。だんなさんも『連絡がとれない』と困惑していました」(前出の近所の住民)

 その約7カ月後、守口市の自宅から電車で20分ほどのマンションで、井上さんは変わり果てた姿で発見された。何があったのか。前出の元同僚はこう話す。

「井上さんを最後に見たのは去年の12月。接客は上手で、お客さんも結構ついて、月に30万~40万円の稼ぎがあった。でもちょっと変わっていて、12月も給料が出ているのに取りに来ない。急に引きこもったり、お金があるのに借金したり、理解しづらいところがあった。ただ稼ぎは十分あったし、あれくらい接客ができればどこでも通用する」

 最期をとげたマンションは、オーナーから無償で借りていたとみられている。

「井上さんは『最初はお金に困っていたが、もう大丈夫』とも話していた。だんなさんがいない間に、新しいボーイフレンドができたようなことも聞いた。だから、だんなさんに連絡先を知らせていなかったのかもしれない」(前出の元同僚)

 奇怪な事件の原因と経緯。謎は深まるばかりだ。

週刊朝日 2013年6月14日号


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