6月8日に神奈川の日産スタジアムで行われる「第5回AKB48選抜総選挙」の速報結果が、5月22日に発表された。
毎年恒例となった「総選挙」だが、今年から過去に4年以上「AKB48グループ」に所属した卒業生にも門戸が開かれ、計248人が立候補した。注目の速報結果は?
昨年1位の大島優子(24・暫定3位)、同2位の渡辺麻友(19・暫定2位)を抑えて首位に立ったのは、意外にも現在はHKT48に在籍する指原莉乃(20)だった。
「指原さんは“へタレ”キャラで頭角を現し、昨年は4位に躍進。とはいえ、昨年に一部週刊誌で過去の男性スキャンダルが報じられ、福岡・博多を拠点とする姉妹グループのHKT48に移籍。今回の総選挙では苦戦も予想されていたのですが……」(スポーツ紙芸能担当記者)
速報では2万8563票を獲得し、2位の渡辺にWスコア近い大差をつけた。今年1月に同じく男性スキャンダルで“丸刈り謝罪”して、研究生に降格した峯岸みなみ(20)は26位(昨年は14位)と出遅れる中、なぜ指原が首位になれたのか。
「指原はアンチも多いが、コアなファンも多い。『窮地の時こそ自分たちが』というファンの思いが、投票開始から間もないこの時期に表面化したのでしょう。先日、HKT48劇場支配人との兼任が発表されましたが、HKT48に対する貢献度も高く評価されているはずです」(芸能評論家)
また、上位には他にも意外な顔ぶれが。8位にはSKE48の柴田阿弥(20)がランクイン。柴田は2010年9月にグループに加入したが、SKE48の選抜メンバーにすら選ばれたことはない。
「彼女はフランス語も話せる才女。学校側からの『自粛指導』で卒業するまで活動を休止して、昨年3月に活動を再開させました。マジメな性格と握手会での対応の良さで、潜在的な人気が一気に爆発した結果でしょう」(SKE関係者)
さて、本番では劇的な「世代交代」は起こるのか。
「大島、渡辺をはじめ、ベテラン勢の巻き返しは必至でしょう。底力があるし、指原がトップに立ったことで、他のメンバーのファンも燃えるはず。なんせ昨年1位の大島の総獲得票数は10万8837票。速報時から9万票以上も増やしています」(前出の芸能評論家)
まだひと波乱もふた波乱も期待できそうだ。
※週刊朝日 2013年6月7日号