西城秀樹 2度の脳梗塞で「死にたい」 苦しいリハビリを歌で克服 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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西城秀樹 2度の脳梗塞で「死にたい」 苦しいリハビリを歌で克服

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 2度の脳梗塞(のうこうそく)を患った歌手の西城秀樹。現在はリハビリを続けながら、仕事を再開しているが、当時の苦悩や、その苦しみを乗り越えたきっかけを明かした。

「1度目は、『脳梗塞』だと言われても、僕からすれば『東名高速?』ぐらいの感じで、治りも早く、障害もなかったんです。ショックだったのは2度目でした。1度目の後、食事も運動も気をつけてきたのに、『どうして僕がなるの!?』っていうのが正直な感想。右手右足にしびれが出てきて、脳梗塞の知識があったぶん怖かった。殴られた後のような感じが続いて、そのまま半年間は立ち直れなかった」

“ワイルドな17歳”として1972年にデビューし、圧倒的な歌唱力と激しいアクションでトップアイドルに。第一線で活動中の2003年に脳梗塞を発症。その後、見事に復帰して11年に芸能生活40周年を迎えるも、同年、再び脳梗塞に倒れた。

「歩く気力が出ないし、努力する気が起こらない。1度目の脳梗塞の後、努力したのに再発したんだから、もう何もしたくないなって。落ち込むとか、そういう程度のもんじゃない。『あ、死んじゃいたい』って思うほどですね。

 そんなある日、このままじゃただ死んじゃうだけ、“息づく”ために自分にできることからもう一回やってみよう、と思える出来事があったんです。僕が公園で、歩くリハビリをしていたときのことでした。僕と同じ脳梗塞の70歳くらいのおばあさんが、足をひきずりながら歩いていました。公園をせいぜい一周しか回れないんだけど、『大変なのにがんばってるんだな』って、僕もできることを見つけなきゃいけないと思ったんです。

 体の状態は良くなくて、足をひきずっている状態。でも朝7時半に起き、最低1時間は公園を歩き回る。そんなリズムをつけることから始めました。ハードルは高くしたらだめ。低くていいから、何年も持続しなくちゃいけない。脳梗塞は、今日何かをやって明日良くなる病気じゃありませんから。年単位で、ちょっと良くなったなっていう程度です。そういう気持ちを受け入れるまでには時間がかかったなぁ。


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