ついにオセロの中島知子(41)が長い沈黙を破り、テレビに登場した。注目すべきなのは、今回の出演は本人の独断で、家族や事務所・松竹芸能の意に反していたことだ。放送されたインタビューでは、明るく自然な話しぶりに見えた。番組スタッフはこう証言する。

「90分のインタビュー中、涙ぐんだり言葉に詰まることもなく、受け答えはしっかりしてました」

 何度も「迷惑をかけた方に謝りたい」と口にしたものの、肝心の騒動に関する説明は支離滅裂。事務所への不満と相方の松嶋尚美(41)が独立して以来の悩みが発端だった、と述べる一方で、女性霊能者I(43)に対しては、「自分とかかわったせいでこんなことになって、本当に悪かったな」と終始、かばい続けた。

 昨年2月、Iと引きこもっていた渋谷の自宅マンションから、家族と事務所関係者が中島を奪還。脳機能学者の苫米地英人(とまべちひでと)氏(53)が、カウンセリング治療を行ったという。

「会員制ホテルやマンションなど、都内と千葉県内を転々としていました。その間、苫米地さんのスタッフのほか、家族や事務所の女性スタッフが常に付き添って面倒を見ていました。実は松嶋さんとも何度か会っていて、復帰に向けた話し合いも進んでいたはずなのですが……」(芸能リポーター)

 松竹芸能関係者が嘆く。「彼女の発言は家族と事務所に対しての不信ばかり。かたやIには、親愛と謝罪。残念ながら中島は、Iのマインドコントロール下に再び戻ってしまったと思わざるをえませんね」。

 中島の完全復帰への道のりは遠そうだ。

週刊朝日 2013年4月12日号