慶大合格100人以上増加も 公立高校改革に成果あり

 難関私学の象徴ともいえる早稲田と慶応。両校の今年の合格者を見てみると、公立高校の活躍が見える。長らく低迷していた往年の都内トップ校・都立日比谷高校は10年前と現在の合格者数を比べると、慶大104人増加(2003年40人→13年144人)、早大67人増加(03年96人→13年163人)とようやく“王者復活”のきざしがみえ始めた。

 冨田進・進路指導担当は、「2001年に都の進学指導重点校の指定を受け、土曜講習などを実施してきました」と説明する。

 今年の合格者数を10年前と比較した合格者数上昇ランキングで、早大で4位、慶大で3位だった県立横浜翠嵐(神奈川)の躍進のきっかけも、07年に県の学力向上進学重点枚に指定されたことだという。1コマ95分授業や土曜講習など、さまざまな取り組みをしている。渡辺英司校長はこう話す。

「放課後、職員室前に長机を並べて生徒の質問に答えるなど、先生方が入試の直前まで本当に熱心に指導してくれました。今年初めての試みとして、浪人生にネットを通じた情報伝達や励ましなどのフォローもしました。高くても目指す目標を達成する、という強い意志を持ち続けたことで、東大の合格者数が伸び、早慶や国公立大医学部なども増えたのだと思います」

週刊朝日 2013年3月29日号

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