増税などで支出が増える一方、給料が上がる見込みは少ない現実がある。なんとかして資産を増やすことができないか。少額でも不動産投資をするワザを専門家に聞いた。

 十数万円からと少額の投資で始められるのが、REIT(不動産投資信託)だ。REITとは、投資家から集めた資金をもとに、不動産投資法人が複数のオフィスビルや商業施設、マンションなどを購入して、賃料収入や売買益を投資家に分配する金融商品のことだ。長谷川不動産経済社の長谷川高代表によれば、スポンサー企業が有力な不動産会社だったり、首都圏のレジデンスを中心とした不動産を多く所有したりしている上位REITがお勧めだという。

「過去1、2年に分配金が激しく上下している銘柄は避けるようにして、上位REITのうち、利回りが4~6%で安定している銘柄を選びましょう」(長谷川さん)

週刊朝日 2013年1月18日号