「安倍型インフレ」の対策 「純金積み立て」に注目 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「安倍型インフレ」の対策 「純金積み立て」に注目

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 自民党の圧勝から一夜明けた12月17日、日経平均株価は8カ月半ぶりに一時9900円を突破した。「無制限にお札を刷る」。安倍晋三総裁(58)の政策構想が実現に近づいたと受け取ったのだ。しかし、「金融緩和→円安→物価高」といった「安倍型インフレ」は庶民の暮らしをより圧迫する可能性がある。厳しい時代に資産を守るためには、日銀OBも退職金をつぎ込んでいるという「金投資」が有効だと専門家は説く。

 金取引の国際調査機関であるワールド・ゴールド・カウンシルの元日韓地域代表の豊島逸夫氏はこう語る。

「万が一、国が破綻し、通貨が暴落しても、金の価値は暴落しません。金は長期保有すれば、資産に対する保険の役割を果たしてくれるのです」

 欧州の財政危機や米国の景気悪化などを背景に、ここ数年、金価格の上昇は著しい。欧州危機が顕在化した2009年は1オンス(約31グラム)=900ドル台だったのが、最近では1800ドル台まで上昇している。市場関係者の間では、来年は2千ドルを突破し、過去最高値を更新するとの見方が支配的だ。

 では、何を買えばいいのか。豊島氏は月3千円からの純金積み立てで始めることを勧める。純金積み立てとは、毎月一定額ずつ積み立て、所定の残高に達したら金貨などに交換できるもの。

「金相場は値動きが激しいため、一度に大金をつぎ込むと心理的に負担が大きい。純金積み立てで徐々に慣れて資産の1割程度を金で保有するのがよい」(豊島氏)

週刊朝日 2012年12月28日号


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