巨大な地殻変動が近づきつつある永田町。権力を失う者がいる一方、“わが世の春”を謳歌するセンセイたちもいる。

 その筆頭が、民主党の安住淳幹事長代行(50)。権威に陰りが見える輿石東幹事長に代わり、着々と勢力を伸ばしているという。

「テレビでは『解散を知らなかった』と、とぼけていたが、岡田克也副総理、藤村修官房長官らとともに、事前に聞かされていた『4人組』の一人だと、本人が周囲に吹聴している。『衆院選は俺が仕切る。メディアにも自分が全部出る』と息巻いています」(民主党議員)

 ここまで聞こえてきそうな鼻息の荒さだが、その手腕に疑問の声もある。

「財務相時代は明らかな知識不足で、官僚の言いなりになってしまった。しかも態度が横柄で、党内の人望も薄い。とても、選挙を仕切れるような指導力の持ち主とは思えませんよ」(財務省関係者)

 一方、与党復帰が濃厚な自民党では、安倍晋三総裁(58)の盟友、塩崎恭久元官房長官(62)が入閣確実とみられている。ところが、こちらも笑ってばかりはいられない状況のようだ。

「地元愛媛1区で苦戦している。維新の会に狙い撃ちにされ、相当焦っています」(地元の自民党議員)

「自民系市議がどんどん地元の維新に流れ、愛媛は大阪に次いで維新が強いと言われる」(地元関係者)

 同じく安倍氏の盟友で、官房長官の有力候補と言われるのが菅義偉幹事長代行(63)だ。“党の顔”として連日テレビ出演しているが、評判はイマイチだという。

 民主党でメディア出演が多いのは、冒頭の安住氏と、細野豪志政調会長(41)。「早大雄弁会出身で、切り返しもうまい」と言われる安住氏と「テレビ映りが良い」細野氏が相手だと少々荷が重いというわけだ。

週刊朝日 2012年12月7日号