今やミンミンゼミと並ぶはかなさの代名詞となった「一発屋芸人」。連日のように「ワイルドだろぅ?」を連呼するピン芸人のスギちゃん(38)もその自覚はあるらしく、最近は自虐ネタが増えてきた。

 そんな"がけっぷちの男"を救うべく、ある男が立ち上がったのだという。

「同じ事務所の先輩であるカンニング竹山さんです。『スギちゃんの仕事はオファーを受ける前におれを通してくれ』と、社長に異例の直談判をしたらしい」(芸能事務所関係者)

 テレビ局関係者が、こう説明する。

「彼が所属するサンミュージックのお笑い部門は、ダンディ坂野、小島よしお、ヒロシ、髭男爵に鳥居みゆきと一発屋芸人だらけで"一発屋製造工場"と呼ばれるほど。小島よしおはそれをネタにして最近またテレビに出てますが……」

 そんな事務所では例外的に根強い人気を維持している竹山が、スギちゃんの行く末を心配したというわけだ。

 竹山=マネジャー説をスギちゃんの本物のマネジャーに確認すると、笑いながらこう答えた。

「オファーをいちいち竹山に聞いているってことはないですよ。忙しいですし。もちろん竹山は親分肌なので、『スギちゃんを一発屋にするな』と言って心配はしている。僕もたまに竹山に相談しますけどね」

※週刊朝日 2012年8月17・24日号