自民党青年局長の小泉進次郎衆院議員(31)は8月1日、消費増税関連法案を参院で否決するよう谷垣禎一総裁に直訴した。

 1年生議員ながら「造反」も辞さない存在感抜群の若手は、地元・横須賀の夏祭り回りにも余念がない。

 集まった約800人の住民を前に仮設やぐらに上がると、まずは掴みの挨拶。

「みなさん、寝不足じゃないですか。ロンドンオリンピックでのサッカー男子の日本対スペインの試合も、なでしこジャパンも、ホントに強い相手によく勝ちますね。あとは勝たなきゃいけないのは自民党。一生懸命がんばります」

 政界関係者はこう話す。

「スピーチがうまくなりましたね。裏方には、純一郎元首相の姉の信子さんや元政務秘書官の飯島勲さんがついていて、アドバイスしているそうですよ」

 地元の支援者も言う。

「純一郎さんは地元の祭りになんて、まったく顔を出さなかったけど、進次郎さんは違う。普段からいろんな催しにまめに顔を出してますよ。午前中は国会に出て、昼に横須賀のイベントに出席し、午後からまた国会へ戻ることもある」

 進次郎氏は早期の衆院解散・総選挙を求めている。

「選挙になったら、応援弁士の人気ランキングのベスト3に入るのではないか。本来は、1年生で年下の進次郎に応援してもらうのは格好が悪いけど、今の自民党には、応援に来てもらいたいと思われるような議員はホントにいない」(永田町関係者)

※週刊朝日 2012年8月17・24日号