女子高「御三家」の一角崩れる 「新御三家」躍進のワケ (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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女子高「御三家」の一角崩れる 「新御三家」躍進のワケ

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 戦後は長らく都立中堅高校の併願校としての位置づけだった。他の私立校に比べて学費が安いのはそのためだ。少しずつ学力向上に向けた努力をするなか、ターニングポイントになったのが、1989年、中学入試の試験日を2月1日から2日に移したことだった。

 中学入試の試験日は、各都道府県によって異なるが、東京都は私学間協定で入試の解禁日を2月1日としている。そのため、大半の学校の入試が2月1日に集中する。ところが、豊島岡では、あえて1日を避け、2日に試験日を設定したのだ。

 どうぞ併願してください、といっているようなもので、入学する生徒数を読めないリスクの高い選択だったが、1日に第1志望校を受験した上位層を取り込むことができた。また、池袋という立地から、私立志向が高まってきた埼玉県からの受験者も増えてきた。彼女らを鍛え、進学率を上げていくことで、女子最難関としての地位を固めていったのだ。今では複数回受験も定着し、2日に試験日を設ける学校も多いが、依然、御三家は1日午前のたった1回のみ。御三家受験者の多数が豊島岡を併願しているとみられる。

※週刊朝日 2012年7月20日号


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