「維新の会」議員が不満爆発させるも橋下徹氏は「目をつぶってこらえて」

 橋下徹大阪市長が率いる「大阪維新の会」が運営する維新政治塾の入塾式が、6月23日に大阪市内で行われた。しかし、この塾生選びに維新の会内部から批判の声が上がっている。維新塾は、3月に約2千人の受講生が参加し開講したが、その後リポートの採点結果、面談などで915人までに絞り込んだ。その選考作業には、維新の会に所属する議員も携わっている。しかし、実際は執行部によって手が加えられという。

 その件について、17日に行われた維新の会の全体会議で、新人女性議員が執行部に質問をぶつけた。

「噂で聞いた話では(友好政党である)みんなの党、日本創新党(大阪市の特別顧問の中田宏前横浜市長、山田宏前杉並区長らが旗揚げ)からの受講者を全員通すため、上の方が当落の入れ替えをしたと聞きましたが、本当ですか?」(女性議員)

 黙ったままの浅田政調会長の代わりに松井幹事長がこう答えた。

「今後の戦略、政党同士の駆け引きもあるので、みんなの党、創新党の人たちは全員残しました。50人近くの当落を執行部の判断で入れ替えましたが、これは政治的判断です」

 橋下代表も諭すように口を開いた。

「総合的な政治判断だったんです。ここは目をつぶってこらえてください。いろいろあるんですわ」

 他の男性議員からもこんな疑問の声が上がった。

「この2政党以外の受講生も執行部が勝手に上げたり、下げたりしていますけど、これはどういうことなんでしょうか? 何か理由があるんですか?」

 橋下氏らは、

「総合的な政治判断です」

 と繰り返すばかりだった。

※週刊朝日 2012年7月6日号

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