コスパ消費背景に好調 「プチバン」は日本の国民車になる?

 今、ホンダのNBOXやスズキのソリオなどの背の高いコンパクトカーで、スライドドア付のクルマ"プチバン"が好調だ。トヨタも夏にこのカテゴリーのクルマを投入する予定だという。

 この"プチバン"というカテゴリーのクルマは、燃費や買い物での使い勝手や、小回りのよさなど、日本の交通事情やコストパフォーマンス意識に敏感な日本人が欲しがるサイズのようだ。

 調査会社アイシェアによるアンケート調査でも、多くの人々がこのコストパフォーマンスを重視し、特に住宅やクルマの分野での"コスパ意識"が高まっているという。

「おひとりさま」を広めたマーケッター牛窪恵さんに、この"プチバン"人気の背景について話を聞いた。

「今、若い世代や家族を中心に、ハレとケのメリハリ消費やコスパ(コストパフォーマンス)に注目する男女が増えています。まず、家族消費。長い休日や記念日などハレのシーンでは二世代、三世代も含めた多人数で家族の思い出を刻みたいもの。でも普段のケのシーンでは、コスパや使い勝手を重視して安・近・楽にドライブしたい。その双方の欲求を満たせるのが、背が高くコンパクトでスライドドア付の"プチバン"なのだと思います。5人以上乗れる一方で小回りがきき、燃費にも優れたコンパクトカーです。

 また、いまの20~30代の女性たちは、私が"三平女子"と呼ぶように、消費にも未来の夫にも"三高"でなく三平(平凡、平均、平穏)を求めます。ふだん使いにも便利な"プチバン"は、燃費も小回りも安全性も、どの要素もバランスよく兼ね備えた理想のパートナーなのかもしれません」


週刊朝日

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