「短気」で「偉そう」 潜伏生活中に高橋克也容疑者が見せた素の顔  

週刊朝日
 オウム真理教による地下鉄サリン事件から17年あまり。"走る爆弾娘"こと菊地直子容疑者(40)が逮捕され、特別手配犯の最後の1人、高橋克也容疑者(54)もあぶり出された。

 高橋容疑者が10年以上にわたって潜んでいたのは、人里離れた田舎町でもなく、人波に埋もれる大都会でもなく、慣れ親しんだ横浜市内の実家からさほど離れていない、川崎市内のアパートだった。

 見た目は"職人風"で、仕事ぶりはまじめ。おとなしくてマンガ好き――川崎駅近くの繁華街にある洋食屋チェーン店貝が語る。

「店に入る時は、人さし指を1本立てて『一人』。帰る時も『ごっそうさん』ってちょっと偉そうな言い方で、独特だったから覚えていた。月に数回来る常連で、いつも一人で本を読んでいた。今回の報道で写真を見て『あっ!』と思った」

 高橋容疑者は、最後に確認された96年11月以降、菊地容疑者と2人で横浜市や川崎市のラブホテルなどを転々としながら逃亡生活を送り、一時、川崎市川崎区のアパートに落ち着くと、その後、2001年7月から昨年12月まで同市幸区のアパートに住んでいた。

 目立たないようにひっそりと暮らす――手配犯らしい「隠遁生活」の一方、生来の"気性"は隠せなかったようだ。幸区のアパート大家の親族が語る。

「部屋の窓は閉めっぱなしで、『排ガスが臭い』などと怒鳴ってくる。怖いからあまり話さなかった。ドアの鍵も許可なく勝手に変えちゃって、最後も更新料を払う、払わないでもめてケンカ腰で出ていった」

※週刊朝日 2012年6月22日号

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