映画「宇宙兄弟」で小栗旬と兄弟役を演じ、話題となっている俳優・岡田将生(まさき)。実は映画の中だけでなく、小栗の存在は岡田にとって大きな意味を持っていると、運命分析術「未来学」考案者である鳳華(おうか)氏は話す。

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 岡田将生さんは、俗称・芸術星の「木の星」。やると決めたことは、どこまでも完壁を追求する職人肌。融通のきかない部分を持つ男性です。人の好き嫌いも激しく、誰とでも打ち解けるタイプではありません。「木の星」は、2010年からの3年間、「転」「種」「失」という運命の低迷期に入っています。この間も人気を博してきましたが、実は自分自身に物足りなさを強く感じていたはず。

 そして「失」である今年は、これまでの仕事のリズムを見直す好機です。俳優は、芸術星にとっては天職。岡田さんが本気で大物俳優を目指すためには、周囲との摩擦を恐れず、自分の意見をしっかり相手に伝えることが必要です。

「宇宙兄弟」で共演した小栗旬さん(石の星)は、気づきを与えてくれる素晴らしい相性の持ち主です。彼との出会いを、うまく自分チェンジに使うとよいでしょう。その意味でも、岡田さんにとって「宇宙兄弟」は、運命を変える作品になったようです。

※週刊朝日 2012年6月15日号