美人選手として有名な田中理恵(24)が、兄の和仁(かずひと・26)、弟の祐典(ゆうすけ・22)とともに3きょうだい選手として体操史上初の五輪同時代表となって話題の日本体操界。

 その裏で、実はある懸念がささやかれている。男子団体の金メダル獲得も夢ではないが、練習不足気味の種目「あん馬」に加えて、「もう一つ、大きな懸念材料がある」(スポーツ紙デスク)という。それは、田中きょうだいの次男・佑典選手の、自他ともに認めるメンタルの弱さだ。

「佑典は去年の世界選手権予選のゆかで頭から落ち競技続行ができなくなるという致命的なミスをし、決勝の鉄棒でも落下。今回の最終選考会でも得意なはずの鉄棒の着地で、横のマットに落ちそうになるほど動いてしまった。重圧のかかる場面で失敗続きなんです。本人も会場でメンタルが弱いと口にしていたそうで……」(同デスク)

 不得意種目に加え、メンタル面の弱点を抱える日本チームの運命やいかに。

※週刊朝日 2012年5月25日号