深刻なドライアイには外科的治療が有効 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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深刻なドライアイには外科的治療が有効

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 エアコンによる乾燥やパソコンによる作業などが引き起こすドライアイ。近年、それぞれの原因に応じた治療法が確立されてきた。水分補給の点眼薬だけではない最新治療を紹介する。
 生活改善と点眼薬では改善されないドライアイには、涙点プラグという外科的治療が実施される。これは小さなプラグという栓を涙の排出口(涙点)に差し込んでふさぎ、涙を眼の表面にためる治療法だ。涙点は上下のまぶたの目頭近くにある。左右で4個。症状の程度に合わせて左右上下4個すべてに挿入したり、両眼下のみの2個だけにしたりする。
「外科的治療といっても、外来でできる施術です。いわば『栓』をはめるだけなので切開や縫合もなくて、麻酔も点眼麻酔のみです。涙点の大きさには個人差がありますが、あらかじめゲージで測って患者さんに合うサイズのプラグを使うことが重要です」(後藤眼科医院院長・後藤英樹医師)
 定着率は約70%といわれ、外れたり埋もれてしまったりこすれたりというトラブルも起こりうるが、施術に慣れた専門医なら、トラブルは1割以下だ。
 また、コラーゲン製のプラグを注入して涙点をふさぐ方法もとられる。こちらも外来で点眼麻酔のみで施術できる。効果は若干弱いため、シリコンプラグよりも軽症の患者が対象だ。
 コラーゲンプラグは徐々に吸収されるため2カ月を目安に入れ替える必要がある。一方、シリコンプラグはトラブルがなければ半永久的に留置可能だが、3カ月を目安にチェックすることが望ましい。
「涙点プラグは眼の涙液量を劇的に増加させます。一度、涙点プラグでドライアイの悪循環を断ち切ると、症状が改善される人がかなりいます」(同)
※週刊朝日 2011年5月4・11日合併号


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