"わがままクイーン"が、ついに本格復帰だ。

 女優の沢尻エリカ(26)が5年ぶりに主演するテレビドラマ「悪女について」(TBS系・4月30日放送)がクランクアップしたのは4月11日のこと。ドラマの原作は故有吉佐和子さんの同名小説で、男を翻弄する魔性の女性実業家の半生を描いたものだ。

 07年の「別に……」発言が響いて芸能界の一線を追われた"エリカ様"は長引く離婚問題もあって停滞が続いたが、今作で、すでに撮影を終えた映画「ヘルタースケルター」(今夏公開)に続く主演。ようやく"完全復帰"がかないつつある。

 ところが、である。"エリカ様"の傍若無人ぶりは、いまだにまったく直っていないというのだ。テレビ局関係者が明かす。

「映画の現場では沢尻が1時間も遅刻したのに『ごめんなさい』の一言すらなかったので共演の寺島しのぶを怒らせたが、今回のドラマも同じパターン。今度は鈴木砂羽と東ちづるが激怒した。遅刻だけでなくセリフを覚えていないこともあったり、監督がOKを出しても、自分が気に入らないと『もう一度いい?』と勝手に撮り直させたり。スタッフたちは一触即発の状態にヒヤヒヤしていましたよ」(番組関係者)

 そんな周囲の不評はどこ吹く風。3週間の撮影を終えた沢尻は「和気あいあいでできました。うれしいです」と声を弾ませていたという。

 やっぱり、エリカ様はエリカ様だった。

※週刊朝日 2011年5月4・11日合併号