穀物市場にも影響与える 人工衛星「しずく」の能力 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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穀物市場にも影響与える 人工衛星「しずく」の能力

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 ドラマチックな帰還を果たしたことで話題を集めた小惑星探査機「はやぶさ」、さまざまな実験の様子が伝えられる宇宙ステーション「きぼう」。
 こうした日本が携わる宇宙関連事業は耳にすることは多いが、実際、自分の生活とどう関わってくるのかというと「?」となる人が多いのではないだろうか。
 実は5月に新たな人工衛星「しずく」が打ち上げられるが、この衛星、穀物市場にも影響を与える能力を持っている。つまり、私たちの生活にも関わってくるのだ。
 この「しずく」、正式名称は第一期水循環変動観測衛星 GCOM-W1という。水を連想させるその名の通り、地球上の様々な「水」に関するデータを観測することができ、その内容は海面水温、降水量、積雪量、海上風速、土壌水分、海氷など多岐にわたる。
 こうしたデータが実際の生活とどう関わってくるのか。たとえば、地球上の様々な水のデータを観測できる「しずく」は、大陸の大地がどれだけ干ばつにさらされているかのデータを観測することができる。それが世界有数の穀物輸出国などであれば、その観測データはすぐさま、穀物市場の動向に影響を与えることになるかもしれない。そうなれば、私たちが口にする穀物価格の上下にも関わることになる。
 宇宙関連事業もこうした視点から見ると、関心が高まるのではないだろうか。「しずく」は5月18日、種子島宇宙センターから打ち上げられる。


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