3・11東日本大震災後に生まれた南相馬市の犬、どんどん成長中 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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3・11東日本大震災後に生まれた南相馬市の犬、どんどん成長中

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 昨年の東日本大震災後から今まで、抜本的な解決の糸口も見つからない、被災地のペット問題。千葉県柏市の松永里美さん(58)は、福島の被災犬収容所から一頭でも犬を救いたいと、震災後に南相馬市で生まれた犬を飼い始めたという。

*  *  *
 私はある日、甲斐犬に心を奪われてしまいました。

 あの毛色、面構え、立ち姿。絶対に手に入れよう――そう思っていた時期に、何げなく見た福島の被災犬収容所の様子を伝えるテレビ番組。まだこんなにたくさんの犬がケージに入れられているんだ。今は犬を買うような場合だろうか。収容所の犬を一頭でも減らしたい。

 即、ネットで調べて、現地にも足を運ぶべく福島のセンターに登録しましたが、なかなかうまくいきません。

 諦めかけたとき、柏市で精力的に活動しているボランティアさんに出会い、彼女の尽力で今度はとんとん拍子に話が進んで、わが家にやってきたのがこのコ。真っ黒い顔の女の子、ビビ。震災後に南相馬市で生まれた子です。

 先住犬猫のいるわが家では、子犬のほうがなじみやすいだろうと決めました。

 今ではちょっと珍しい、昔はよく見かけた雑種犬。高校生の女の子には、初めてこういう犬を見たと言われてしまいました。

 今は可愛い盛りなのでお散歩のたびに声をかけていただきますが、将来的にはあまり期待できない容姿の持ち主ではあります。

 しかし、シェルターでボランティアの皆さんの手厚い保護を受けていたせいか、とても穏やかで落ち着いた性格。どんどん大きくなっていて、中型犬好きな私にはたまらなく可愛いのであります。

※週刊朝日 2012年4月6日号


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