大平シローさん 生前に語った「通天閣改造計画」

週刊朝日
 人気漫才コンビ「太平サブロー・シロー」の大平シローさん(55)が2月4日、大阪・難波の繁華街にある事務所で倒れて救急搬送されたが、9日に大阪市内の病院で死亡した。

 80年代の漫才ブームで大ブレーク。漫才とものまねで人気を博し、86年には上方漫才大賞を受賞した。88年に所属していた吉本興業を離れて東京に進出したが、思うように仕事が入らず、92年にコンビを解散。そして、参院選に出馬したが落選し、芸能界から離れていた。

 参院選に落選した数カ月後にシローさんに話を聞くと、「天才」と称された漫才の世界には復帰するつもりはないと言い、「興味があるのは、企画や構成。アイデアで勝負する世界なんや」と断言。数々の"爆笑アイデア"を「パクったらあかんで」と言いながら披露し「極めつけは通天閣や。あれをクリスマスツリーにするねん。豪華に飾りつけるんや、最高やろう。世界一やで」と、うれしそうに語っていた。

 その後は、親しかった島田紳助さんの番組を構成作家として担当し、タレントとしても復帰。大阪・ミナミの繁華街では、たこやき屋や焼酎バーを経営し、シローさんならではのアイデアで繁盛していた。

 漫才の相方だった大平サブロー(55)は言う。

「好きなもん食べて、たばこも吸って、好き放題やって骨の髄まで芸人やったんですかね」

 ご冥福をお祈りしたい。

※週刊朝日 2012年2月24日号

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