昨年8月の島田紳助引退騒動以降、メディアでは、「芸能界と暴力団」を巡る、あらゆる憶測が囁かれ、ついには島田紳助の引退は吉本興業のベテラン芸人・中田カウスが仕組んだ、などという話まで飛び出した。これに対し、カウスは2月7日発売の『週刊朝日』で次のように語っている。

「マスコミがそんなことを散々書いてますが、僕が紳助を潰したということはないですから。なんで、そんなことせなあかんのですか。紳助は僕の大事な後輩やし、会社にとって大事な商品です。会社が豊かになれば、われわれ芸人も潤うんですから」

 さらに、一部で報じられた〈カウス自身が五代目山口組組長と親密交際をしており、五代目を紳助に紹介した〉という件についても、「なんでそういう話になるのか、わけわかりませんわ。確かに、五代目とは現役時代にお会いしたことがあります。その後も、夜の街で偶然に会っただけで、それも20年近く前の話です。若いころにサロンバーを経営していたとき、いろんな組の組長さんが客として来られることはありましたが、僕が五代目と付き合いがあったなんて立場じゃありません」と否定。

「僕が紳助に五代目を紹介したなんてことは絶対にありません。五代目が紳助に渡した高級時計を返す、返さないで、僕が紳助に『ワシの顔に泥塗るつもりか!』などと怒鳴ったというマンガみたいな報道もありましたが、まったくのウソ」と切り捨てた。

※週刊朝日 2012年2月17日号