可愛くって、夫は"球界のスター"ダルビッシュとなれば嫉妬されるのも頷ける。ただ、この人の場合、ズバ抜けていないだろうか。

 紗栄子(25)のライフスタイル本『Saeko One and only 「私は私」。ルールに縛られない、おしゃれな生き方』(集英社)が、ネット通販「アマゾン」で100件以上の酷評レビューを集めて"炎上"状態なのだ。

 なぜ嫌われるのか。コラムニストの辛酸なめ子さんに読み解いてもらった。

「(2児の)養育費に月1千万円を要求したと報道がありましたが、この本を見ると紗栄子さんにはそれだけ必要だとわかりますね。欲しいものは全て手に入れてきた、という感じがします」

〈行きつけショップ〉はパリの店がズラリ、〈ついつい買ってしまうお気に入りアイテムたち〉とハイブランドのバッグが並び、〈家具はベルギーやパリからコンテナで輸送〉……妙なセレブ感に鼻白んでしまう。

「普通の女性を落ち込ませます。男性だって『こんなにしてあげられない』となり、NY(ニューヨーク)のように格差の暴動魂に火をつけそうです」

 写真もパリでの撮影からセクシーなショットまで満載。インタビューもある。

「自己愛が強いですよね。背が低くて髪がふわっとして可愛らしいのですが、表情は"肉食"なんです」

「夫との出会いは『私の連絡先を聞くのにものすごく苦戦していた』と上から目線。他校から自分を見に来る男の子がいたとか、香港人にすごくモテたとか……自慢で終わって肝心な部分に触れてない。男性を虜(とりこ)にする性の話とか、具体的なモテるテクを伝授してほしかったですね」

 紗栄子はダルと1年以上「離婚協議中」。いつ決着するのか明かされてない。

「この本はこれから付き合う男性に、自分が最高だとわからせて、必要な経済力の目安を提示しているかのようです。私たちが読むと、エネルギーを吸い取られてしまいそうなので、評判が良くないのでしょうか」

 ダルも吸い取られる?

週刊朝日