「被害者の一人は今年初め、Xから『妻が保阪に支払う慰謝料が必要だから』と頼まれ、数千万円を貸したそうです。そのときは高級車3台を担保に取り、数カ月で返済された。早紀さんと何度か会食したこともあって信用しちゃったみたい。それで、早紀さんの母親が代表を務める会社が芸能活動などに使うからと頼まれ、春に無担保で3千万円を貸したところ、秋に返済される約束だったのに、Xは高岡家を飛び出して姿を消し、電話にも出なくなったそうです」

 この被害者はX氏の音信が途絶えたことで、高岡の母親に借金返済を求めているが、実は似たような被害者はほかにもいる。

 九州に本社を置く会社の社長秘書はこう憤る。

「ウチはほかに被害者がいたことも知らず、ごく最近までお金を出しています。虚偽の説明もされたし、詐欺的なので、X氏と高岡さんの母親に内容証明を送りました。お金が戻らなければ、訴訟を起こします」

 高岡の母親が代表を務める会社「バニラポット」は、高岡を広告塔にして「プラチナ入りの水」を宣伝、販売している。その売れ行きが芳しくないのか、高岡家は新たなトラブルも抱えているようだ。

 前出のX氏の知人が語る。

「Xがどこかで拾ってきた従業員2人がバニラポットにいたけど、2人とも何カ月も給料をもらってなかったらしい。彼らも高岡の母親に給料の支払いを求めたが、彼女は『Xが勝手に連れてきた人に給料なんか払う必要はない』と突っぱねているそうです」

 高岡家も被害者だと見る向きはある。というのも、こんな話があるからだ。

「高岡家には一時期、3台の高級車があったが、そのうちの2台は消えました。Xが借金の担保に差し出し、返済できずに流してしまったというのです」(同前)

 以上は"表"のトラブルだが、"裏"の問題もあるようだ。ある芸能関係者が明かす。

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