勝間:そういう書き込みをする人たちは、みんな身体的特徴を捉えてくる。ひろゆきさんは、すごく「タラコ」と言われているじゃないですか。堀江さんは「ブタ」で、私は「鼻の穴」。私も「鼻の穴」と言われるのは、あまり気にならない。私、鼻の穴が大きいんで。そういう具体的で個別の指摘はなんとも思わないんです。でも、今回はひろゆきさんに対して「謝罪の仕方がなっていない」みたいなのが、すごく多かった。

堀江:そういうことを言われたんですか?

勝間:謝罪したらしたで、また「謝罪の仕方がなってない」みたいなことを言ってくる。

西村:それは、もう誹謗中傷とは関係なく、議論の範疇の出来事ですよ。「謝り方がよくない」というのは、そう思った人が勝間さんに伝えてきたことで、別にそこに犯罪性もないし、もし、本当に謝り方が悪いと感じていたのであれば、間違いではないじゃないですか。だから「謝り方が悪い」と言ってくることを間違いであると断定するのは、おかしいと思う。

堀江:しかし、なんでまた『結局、女はキレイが勝ち』なんていう本を出したんですか?

勝間:『anan』の取材で記事にしたことをまとめたものなので、20代女子が読むことしか想定してなかったんですよ。私が失敗したのは、『anan』の記事なら20代女子しか読まないんですけど、本にしてしまったら、男女全世代に読まれるということです。

堀江:でも、本が出た瞬間に、これは読まずに批判される本だって僕は思いましたよ。

勝間:いや、あの本が、そこまで興味を持たれるとは思わなかったんですよ。

堀江:いやいや勝間さん、それはおかしい(笑い)。

西村:勝間さんは、昔からずっとマーケティングをやってきたんですよね? そうしたら、こういうタイトルをつけたら、批判をしてくる層が出てくることはわかりますよね?

堀江:これは興味本位なんですけど、商業的には成功したんですか?

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