成田国際空港は2015年12月より、緊急時の外国語による案内・誘導に利用できる「メガホン型翻訳機」を導入する。パナソニックが開発する多言語拡声器「メガホンヤク」を採用し、2016年3月まで試験的に空港内に配備するもの。

「メガホン型翻訳機」に向かって日本語でしゃべると、英語、中国語、韓国語に翻訳を行い、自動的に繰り返し大きな音声が流れる仕組み。例えば災害時や天候不良時などの利用が想定されている。利用イメージは図のとおり。

 試験運用では、空港内にいる利用者に繰り返して周知を促す際の有用性を検証すると同時に、成田国際空港の多言語音声翻訳アプリ「NariTra(ナリトラ)」と連携した検証試験も計画している。

 成田国際空港は「メガホンヤク」の実用性向上のため開発支援を実施、検証できた後は同空港で正式導入をおこなう予定としている。