インターナショナルSOSとコントロール・リスクスは、FIFAワールドカップ開催期間中にブラジルに渡航する旅行者の安全な滞在に向けた0のアドバイスを提案している。渡航前、渡航後ともに基本的な安全対策を行うことで、リスクを未然に回避することができるとして、旅行者に安全の確保を呼び掛けた。

外務省、サッカーW杯開催に伴い、ブラジルに注意喚起
危機管理のプロが語る、海外出張・渡航時の安全対策のポイント 

 同社によると、サンパウロでは強盗が前年比50%で増加。大半の凶悪犯罪は主要都市部の貧困層の居住地域で発生しているものの、路上強盗は場所を問わず発生する可能性が高い。そのため、日没後は人気の少ない場所や薄暗い場所を避け、可能な限り集団で行動するように呼びかけている。

 また、予防接種について、現地では抗マラリア薬は治療目的として処方され、予防目的では入手できないため、日本で事前に済ませておくことが重要だという(ドキシサイクリンもマラリアの予防薬として処方されない)。

同社が発表したリスクを回避する10のポイントは以下のとおり。

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