ワクチン接種した日本人医師が「伝えたいこと」 (2/3) 〈東洋経済〉|AERA dot. (アエラドット)

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ワクチン接種した日本人医師が「伝えたいこと」

新型コロナウイルスワクチンを接種する筆者(筆者撮影)

新型コロナウイルスワクチンを接種する筆者(筆者撮影)

 接種が終わった後は、約15分の経過観察がありました。ここでアレルギー反応がないかの確認が行われます。

 今回のワクチンでは、0.001%程度の確率で重度のアレルギーが報告されており、そのほとんどが接種後15分から30分以内に生じていることがわかっています。また、重度のアレルギーが仮に起こった場合、すぐに治療を始めれば大事に至らずに済むこともわかっています。

 そういった背景があり、15分から30分の経過観察が行われているのです。実際に、このような対策がとられることで、今のところアレルギーを起こして命を落としてしまったという方は報告されていません。

 重いアレルギーが起こってしまうのは怖いと感じられるかもしれませんが、私たちが普段病院で用いている抗菌薬のペニシリンは約5000人に1人の割合、0.02%の割合でそのような重度のアレルギーが起こると報告されています。それと比べると割合は非常に低いことがわかります。

 私自身はというと、アレルギー反応などなく、経過観察は15分で終了となりました。

 それから接種当日は、まったく無症状で経過をしました。本当に痛みも違和感も何も感じませんでした。

 なお、接種当日は、一般のワクチンと同様に、激しい運動や飲酒などは控えていただいたほうがいいと思いますが、それを除いては、普通の日常生活を送っていただいて構わないと思います。私自身、接種後は普通に仕事をしていました。

■接種翌日の朝起きると…

 接種翌日の朝起きると、左の肩に肩こりのような違和感があることに気がつきました。これは、動かさなければわからないぐらいのものでしたが、2日ほど続きました。3週間後の2回目接種の際は、これよりも少し強いはっきりとした痛みが出ました。しかし、ともに2日ほどで終わり、3日目には消えていました。

 周りを見渡してみると、多くの同僚は同様の経過をたどっていたと思います。ただ、10人に1人か2人ぐらいの割合で、接種の翌日に熱が出たり、だるさで仕事を休まなければならない人もいました。

 私自身も、急遽ワクチン接種で体調を崩した人のカバーで、別の業務に入るということもありました。

 ただ、体調を崩した人でも1日や2日で比較的すぐに体調が回復し、職場復帰した人が多い傾向にありました。また、体調を少し崩した人でも、「ワクチン接種を受けてよかった」と話していたのは印象的でした。


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