ワクチン接種した日本人医師が「伝えたいこと」 (1/3) 〈東洋経済〉|AERA dot. (アエラドット)

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ワクチン接種した日本人医師が「伝えたいこと」

新型コロナウイルスワクチンを接種する筆者(筆者撮影)

新型コロナウイルスワクチンを接種する筆者(筆者撮影)

 ニューヨーク市内では昨年の12月15日から、新型コロナウイルスワクチンの接種が開始となりました。使えるワクチンは、当初はまだファイザー製のものだけ。医療従事者から接種が始まりましたが、まず初めは、いわゆるER(救急初療室)で勤務をする医療者、続いてICU(集中治療室)で勤務をする医療者が接種対象でした。

 2週目に入り、新型コロナウイルス感染症の患者さんが入院する一般病棟で勤務する医療者が対象になり、ここで私に順番が回ってきました。12月21日のことです。病院からメールで順番が回ってきた旨を知らせる連絡があり、当時はまだ予約のウェブサイトがありませんでしたので、メールで返答をして予約確定。

 接種が開始してまだ1週間。早く接種を受けたいと、ワクチンの接種会場には接種を待つ医療者で長蛇の列ができていました。

 受け付けを済ませた後、問診票が渡され、ワクチンの有効性と副反応についての説明を読みました。その後、十分に納得したうえで署名をし、いよいよワクチン接種です。

 当時接種を受けている人は医療者のみという状況で、周りには、SNSでシェアをするための動画や写真を撮っている人がたくさんいました。接種を待つ人たちの表情は、不安や心配といったものではなく、使命感や期待感にあふれたものでした。

 ワクチン接種自体はものの数秒で終わってしまいました。左の腕を露出して、消毒。消毒が済むと、とても細い針で筋肉注射が行われました。

■「筋肉注射」は痛い?

「筋肉注射」というと、深く針を刺されてしまう、怖いイメージがあるかもしれません。しかし、実は痛みが比較的少ないことが知られています。実際、私自身は針の痛みすらあまり感じないまま、接種が終わってしまいました。

 私のワクチンを接種してくださったのは薬剤師さんでした。こちらアメリカでは、医師や看護師に加えて、薬剤師さんやトレーニングを受けた薬学生も注射ができるようになっています。医師は主に、監視役やアレルギーが起こったときの緊急対応の役割を担っていて、前線で活躍するのは薬剤師さんなのです。

 日本では、注射をするのは医師、看護師に限られるため、ここは日本とは異なるところでしょう。


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