「ロンバケ」のようなドラマは二度と作れない訳 (1/4) 〈東洋経済〉|AERA dot. (アエラドット)

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「ロンバケ」のようなドラマは二度と作れない訳

小林偉東洋経済
「ロンバケ」で葉山南を演じた山口智子(C)朝日新聞社

「ロンバケ」で葉山南を演じた山口智子(C)朝日新聞社

 今やテレビは4K・8Kの超高画質化、携帯電話も5Gという超高速化・大容量の時代への転換期を迎えています。

 もはや「IT革命」なんて言葉も死語になりつつあるほど、情報通信技術そのものが超高速で進化しているわけです。

 そんな時代の急速な流れに、世相を映す鏡でもある“テレビドラマ”は、どのように対応してきたのか?……というのが今回のテーマです。21世紀に入ってちょうど20年となる今だからこそ、その進化の歴史を振り返ってみたいと思います。

■日本最初の携帯電話はなんと「重さ3キロ」

 日本における最初の「携帯電話」は、1985年にNTTがサービスを開始した「ショルダーホン」でした。文字通り、肩からぶら下げるタイプのもので、重さは3キロ! 携帯電話と呼ぶには無理があるほど、端末が重く、デカく、また通信料も高く、まだまだごく一部の人向けのものでした。

 これが2年後の1987年には、重さが900グラムと3分の1以下になったそうですから、やはり情報通信技術の進歩のスピードは恐るべしです。

 その翌年の1988年にドラマの中で颯爽と携帯電話が登場します。W浅野(温子&ゆう子)主演のトレンディドラマ『抱きしめたい!』(フジテレビ系)。

 この中で、早川夏子(浅野ゆう子)や池内麻子(浅野温子)が、ショルダー式の携帯電話を使用していたのです。これがドラマ史上初の携帯電話登場、とは言い切れませんが、当時のトレンディ最前線を見せつけるというインパクトは大きかったと思います。

 しかし、まだまだデカく、ゴツい携帯電話。この後、ドラマ界で携帯電話が頻繁に使用されるようになったということはなく、情報ツールとして主流になったのは「ポケベル」でした。


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