心臓病死のリスク、「月曜午前」が最も高いワケ (1/4) 〈東洋経済〉|AERA dot. (アエラドット)

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心臓病死のリスク、「月曜午前」が最も高いワケ

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奥田昌子東洋経済#ヘルス
高血圧は自覚症状がないので要注意です(GettyImages)

高血圧は自覚症状がないので要注意です(GettyImages)

健康診断で発見が難しい「職場高血圧」に注意

 休み明けの仕事再開によるストレスによって、血圧が上がり、心臓に負担がかかることがあります。食事や運動、生活習慣によって血圧を正しく効率的に下げる方法を解説した、内科医・奥田昌子氏の著書『血圧を最速で下げる』から一部を抜粋・再構成し、高血圧を改善する方法を紹介します。

●月曜午前は「魔の時間帯」

 日常生活にひそむ目に見えないストレスは血圧を想像以上に押し上げます。たとえば、会社勤めの人が心筋梗塞をはじめとする心臓病で亡くなる危険は、週のなかでも月曜日が最も高いことが示されています。

 仕事を再開するストレスで血圧が上がり、心臓に負担がかかるからでしょう。とくに月曜午前は発生数が多いことから、「魔の時間帯」と呼ばれています。

 こういう話を聞くと、「血圧がもともと高い人たちだったんだろう」と考えそうになりますが、それは少し違います。

 健康診断で正常血圧と判定された会社員およそ160人について、日々の血圧の変動を詳しく調べた研究があります。すると、全体の半数近くがじつは高血圧であり、17%が仕事中に血圧の高い状態が続く「職場高血圧」でした。

 この人たちは血圧が上がるたびに血管が傷つき、心臓に負担がかかっていますが、血圧が正常値まで下がることもあるため、健康診断だけでは発見が困難です。

 本人もまさか自分が高血圧とは思いもせず、何の対策も取ろうとしません。その結果、こういう人は一般的な高血圧患者さん以上に脳血管障害や心臓病を起こしやすいことがわかっています。

 週のスタートを穏やかに切るために、「魔の時間帯」に仕事を集中させないよう意識して業務計画を立てましょう。いきなりエンジン全開で走るのではなく、ウォームアップにあてるためです。

 気をつけたいのが週末の飲酒です。大量に飲酒すると翌日まで影響が残るため、ストレスが少ない人でも月曜朝の血圧は他の曜日より高いことが知られています。飲酒は就寝する3時間前までに切り上げましょう。


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