大幸薬品の「クレベリン」はコロナ対策になるか (2/3) 〈東洋経済〉|AERA dot. (アエラドット)

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大幸薬品の「クレベリン」はコロナ対策になるか

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石阪友貴東洋経済#新型コロナウイルス
新型コロナウイルス影響で注目されている大幸薬品の「クレベリン」(編集部撮影)

新型コロナウイルス影響で注目されている大幸薬品の「クレベリン」(編集部撮影)

「クレベリンに含まれる二酸化塩素ガスはコロナウイルスに効果があると学会で発表している」と強調する大幸薬品の柴田社長(撮影:尾形文繁)

「クレベリンに含まれる二酸化塩素ガスはコロナウイルスに効果があると学会で発表している」と強調する大幸薬品の柴田社長(撮影:尾形文繁)

柴田高(しばた・たかし)/1956年生まれ、創業家出身。1981年川崎医科大学卒業。外科医として大阪府立成人病センター(現大阪国際がんセンター)などに勤務。1998年に大幸薬品取締役就任。副社長を経て、2010年から現職(撮影:尾形文繁)

柴田高(しばた・たかし)/1956年生まれ、創業家出身。1981年川崎医科大学卒業。外科医として大阪府立成人病センター(現大阪国際がんセンター)などに勤務。1998年に大幸薬品取締役就任。副社長を経て、2010年から現職(撮影:尾形文繁)

――2014年には消費者庁から「ウイルス除去等の表示について、裏づけとなる合理的な根拠がない」として措置命令を受けました。それ以来、信頼は回復できましたか。

「簡単、置くだけ!二酸化塩素分子がお部屋の空間に広がります」というような広告表現には根拠が乏しいという指導を受けた。そのため以後は「ご利用環境によって、成分の広がり方は異なります」というただし書きをつけた。クレベリンを置いた部屋でも、窓を開ければその成分がなくなるのは当然だ。

 2014年当時はSNSなどで一般消費者からクレベリンに対するひどい書き込みが多かった。だが、空間除菌によって感染リスクを最も低減したいのは医療従事者だ。私が肝臓外科医をやっていたときに、ウイルス感染による肝炎や肝硬変で仲間が5~6人亡くなっている。そういう経験があるので、医療従事者を守るためにこの事業を進めている。

●ある程度の民意は獲得できた

――一般の消費者からの信頼回復はできているのでしょうか?

 消費者庁の措置命令に従って努力し続け、CMにもただし書きをつけるようにした。CMを改変したことによって、消費者には理解してもらえたはずだ。

 今ではSNSで「クレベリンを使ったらこのシーズンにインフルエンザにかからなかった」という書き込みも出ている。以前は「とんでもない商品だ」という声が多かったが最近は「効いているようだ」という書き込みも出てきており、ある程度の民意は獲得できたと思っている。

――新型肺炎の感染が拡大してからクレベリンが品薄になっている小売店もあります。この状況をどう考えていますか?

 クレベリンはあくまでも雑貨なので、特定のウイルスに効くと表現すれば薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)に引っかかる。新型コロナウイルスの実験はしていないとはいえ、クレベリンに含まれている二酸化塩素ガスはインフルエンザウイルスやノロウイルス、コロナウイルスに効果があると、私を含む当社の研究者が学会で発表したこともある。


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