ヘンリー夫妻が突然「王室離れ」図る深刻事情 イギリスではどう見られているのか (1/3) 〈東洋経済〉|AERA dot. (アエラドット)

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ヘンリー夫妻が突然「王室離れ」図る深刻事情 イギリスではどう見られているのか

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小林 恭子東洋経済
ヘンリー夫妻の公務からの「引退」を報じるイギリスのタブロイド紙(筆者撮影)

ヘンリー夫妻の公務からの「引退」を報じるイギリスのタブロイド紙(筆者撮影)

 クリスマスから年明けまで、このところとんとご無沙汰だったヘンリー英王子と元女優でアメリカ人のメーガン夫妻。しかし、8日夕方、王室に「爆弾が落ちた」(サン紙)。夫妻が事実上、公務から「引退」する予定だと宣言したのである。

 寝耳に水状態だったのがエリザベス女王、チャールズ皇太子、ヘンリー王子の兄ウィリアム王子。家族の中で「内戦」が勃発した。サンによれば、これはイギリスの欧州連合(EU)からの離脱「ブレグジット(Brexit)」をもじった、メーガン妃の王室からの「メーガジット(Megaxit)」なのだ……。

●「辞める」という文字が躍る、イギリスの各紙

 8日午後6時半ごろ、夫妻のインスタグラムで発表された声明文は、冒頭で、「何カ月にもわたる熟考と王室内の議論の結果、私たちは今年、王室の中で進歩的で新たな役割を作り上げることを決めました」と書いた。

「王室の『高位メンバー』から身を引き、エリザベス女王を十全に支援することを継続しながらも、財政的に独立するよう努力するつもりです」

 そして、今後は「イギリスと北米との間で時を過ごしたい」と続く。そうすることで、夫妻の一人息子アーチー君が、「生まれついた王室の伝統を十分に理解するよう育てることができるとともに、新たな慈善組織の立ち上げを含む、私たち家族にとっての新たな時期に集中する空間を提供することになります」。夫妻はメーガン妃が生まれ育ったアメリカばかりか、仕事で数年を過ごしたカナダで多くの時を過ごす予定であることがわかってきた。

 夫妻は、「エリザベス女王、チャールズ皇太子、ウィリアム王子などとともに協力を継続しながら、次の段階について」情報を共有していきたい、と述べている。

 発表があった翌日9日付の新聞を開くと、「辞める(quit)」という言葉を数紙が使っている。保守系「デイリー・メール」「デイリー・テレグラフ」「タイムズ」、リベラル系「i(アイ)」も同様だ。声明文では「高位メンバーから身を引く」という表現が使われていたけれども、やはり単純に言えば、「王室の公務から退く」「辞める」という言葉がぴったりなのだ。


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