ホームレスは普段どこで何を食べているのか (2/7) 〈東洋経済〉|AERA dot. (アエラドット)

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ホームレスは普段どこで何を食べているのか

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村田 らむ東洋経済
ワンカップで作ったかまど(写真)で自炊する人がいるように、ホームレスは普段、何を食べているのだろうか(筆者撮影)

ワンカップで作ったかまど(写真)で自炊する人がいるように、ホームレスは普段、何を食べているのだろうか(筆者撮影)

砂を吐かせるためにシジミをザルに移す様子(筆者撮影)

砂を吐かせるためにシジミをザルに移す様子(筆者撮影)

早朝、露店では廃棄食品を販売していた(筆者撮影)

早朝、露店では廃棄食品を販売していた(筆者撮影)

炊き出しの列に並ぶ人々(筆者撮影)

炊き出しの列に並ぶ人々(筆者撮影)

ホームレス向けに開催される炊き出し(筆者撮影)

ホームレス向けに開催される炊き出し(筆者撮影)

●河川敷で土地を耕して畑作り

 多摩川の河川敷では畑を作っている人が多い。小屋の前の土地を耕して、種をまいている。または葦のやぶで外からは見えない場所を開墾して畑にする。

 多摩川に10年住んでいるという男性の小屋の前には、2面の畑があった。

「基本的には食べ物しか植えないね。花なんて育てても仕方がないから。春先から植えるんだけど、けっこうとれるよ。

 こっちの畑にはロープを張って枝になる植物を育ててるの。トマトとかきゅうりとか。で、もう1つの畑は根菜用。大根とかニンジンとかね。

 あ、そのとなりにある畑は、うちの畑じゃないよ。元サラリーマンのじいさんの畑だよ」

 聞くと、近所のマンションに住んでいる年金暮らしのお年寄りが、河川敷に来て畑を作っているという。多摩川の河川敷では、そういう一般の人が畑を作っている人は珍しくなかった。直接、話を聞くこともできた。マンションではダイナミックに畑を作ることができないので、河川敷に来ているそうだ。

 趣味のサイズを超えた大がかりな畑もあった。話によると、外国の人が育てているのだという。自分で経営しているレストランで出している、との噂もあった。

 河川敷での畑栽培はよく野菜泥棒される。せっかく育てたのに収穫に来たら全部盗まれていた、ということも多いそうだ。

 まれに釣りをしている人はいたが、それで食べているという人はいなかった。

「ハトを焼いて食べた跡があった」

「犬を食べた人がいた」

 などの噂を聞いたことはあったが、都市伝説的な信憑性にかけた証言だった。実際には、そんな人はほとんどいないだろう。


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