「米津玄師」が年間音楽チャートを制した理由 (1/4) 〈東洋経済〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

「米津玄師」が年間音楽チャートを制した理由

このエントリーをはてなブックマークに追加
田邉 佳介東洋経済

スマホ起点のヒットが生まれるように(写真:GettyImages)

スマホ起点のヒットが生まれるように(写真:GettyImages)

アルバムチャートでは今年引退した安室奈美恵の『Finally』がトップ。米津玄師も2位に食い込んだ。宇多田ヒカル、サザンオールスターズやMr.Children 、B’zなどのベテラン勢が健闘している

アルバムチャートでは今年引退した安室奈美恵の『Finally』がトップ。米津玄師も2位に食い込んだ。宇多田ヒカル、サザンオールスターズやMr.Children 、B’zなどのベテラン勢が健闘している

スマホ起点のヒット曲、「ソロ」「孤独」に注目

 2018年の音楽ヒットチャートトップは、米津玄師(よねづ・けんし)の『Lemon』、2位はDA PUMP『U.S.A.』、3位は欅坂46『ガラスを割れ!』――。

 ビルボードジャパン(運営会社:阪神コンテンツリンク)が発表する年間ヒットチャート「Billboard Japan Hot 100」(集計期間2017年11月27日~2018年11月25日)には、今年もユニークな顔ぶれが並んだ。

 チャート順位はCD販売枚数に加え、ダウンロード数やストリーミング再生回数、ラジオのオンエア回数、ルックアップ数(パソコンによるCD音源の取り込み回数)、ツイッターのツイート数(アーティスト名と曲名)、YouTubeとGYAO!でのミュージックビデオ視聴回数など、複数の指標を基に算出されている。

●CDだけが基準じゃないヒットチャート

 複合チャートは、CDが売れているだけでは上位にランクインできない。どれだけ多くのユーザーが楽曲を聴いたり、話題にしたり、購入したりしたのか。“接触”と“所有”の総合力が問われる。また、発売期間を限定していないため、何年も前に発売された曲や、発売前の新曲がランクインすることも特徴といえる。

 2018年はどんな傾向がみられたのか。ビルボードジャパンの礒崎誠二事業部長は「今年の傾向を語るうえで外せないのが、米津玄師や星野源といったソロアーティストの活躍だ」と話す。

 総合1位を獲得したのは米津玄師の『Lemon』。3月から放送されたTBSの金曜ドラマ「アンナチュラル」の主題歌だ。CD販売では12位にとどまったが、デジタル面で強かった。ビデオ再生回数では唯一2億回を超え1位。ツイート数、ルックアップ、ダウンロードでも1位を獲得し、他を寄せ付けなかった。ビルボードのトップ10位以内には41週連続でとどまり、文字どおりのロングヒットとなった。

 米津玄師のヒットはそれだけではない。プロデュース曲の『打上花火』も4位に入った。昨年8月に発売された楽曲ながら、ストリーミングで1位、動画再生でも4位となり、季節を問わず視聴され続けていることがわかる。


トップにもどる 東洋経済記事一覧


続きを読む


関連記事関連記事
このエントリーをはてなブックマークに追加
あわせて読みたい あわせて読みたい